2014年にオープン以降、「サラダをメインで食べる」という新しい食文化旋風を起こした、「クリスプ・サラダワークス」。同じようなスタイルの店舗が次々にオープンする中、確固たる地位と人気を誇っているブランドとして注目度は衰えることを知りません。時代の移り変わる渦中、7年という年月を経て、麻布十番店を移転オープンしました。ブランドカラーも「グリーン」に!新たなる「クリスプ・サラダワークス」の今の想いをオーナーの宮野浩史さんに伺いました。
過去記事はこちら:
http://matilda.tokyo/restaurant/vol003.html
(*移転オープンにつき現在はこちらには店舗はありません)
2014年のオープン時から7年の間にサラダの認識はかなり変化を遂げたような気がします。宮野さんの視点でどのようにお考えですか。
「私たちおよび他のサラダ専門店さんが成長し、また、大手スーパーさんなどでも数多くのサラダを提供されるようになりました。時代と共にお客様のライフスタイルにサラダが浸透してきているのを肌で感じると同時に、喫食シーンの多様性も感じています。創業時も女性をターゲットにした訳ではなく、『男性がふらりと来て食べられるサラダ』『お腹がいっぱいになるサラダ』『忙しいランチ帯はもちろん、シメラーメンのように、夜にも食べたくなるサラダ』という考えのもと提供してきましたが、創業以来価値として提供し続けてきた「サラダ」という固定概念の開放(サラダの食べ方の解放)が、定着しつつあるのかな、と感じています」
シンプルで美味しいサラダを提供するには、なくてはならない野菜たち。宮野さんをはじめとし、購買担当者の方々が選ぶ野菜の基準というものがあるのでしょうか。
「シンプルに、『お母さんがこどもに食べさせたいか』や『その取引はお互いにとって良いものか』といった、当たり前のことを大切にしています。現在はマチルダさんをはじめ信頼のある協力会社さんのおかげで、安心安全で新鮮な野菜、食材を安定的に仕入れることができています。今後の事業展開に合わせ、健康志向などもふまえた取り組みも視野に入れながら、仕入れも色々とチャレンジしたいです」
クリスプ・サラダワークスの壁面に、ネームプレートが掲げられているのを注目してみてほしい。これらは、お店のリピート回数によって授与された顧客のネームの箇所と、企業内で表彰をされたスタッフのネームが掲げられているのです。常に、日常の中でのサラダの役割を大切にしている宮野さんですが、昨年は、医療従事者へのサラダ提供でも大きな社会貢献をされました。このような取り組みは、とても反響も大きく、フード業界が取り組めるポジションとしても一石を投じたと感じました。
*詳細はこちらをぜひ一読お願いします。
https://note.com/crispsaladworks/n/nf5dfb4a4dbd2
こんな困難な時代ではありますが、これから見据える展望を教えてください。
「リアル店舗の展開を始め、お客様のご自宅等にお届けする〝CRISP DELIVERY〟(個食デリバリー)や、オフィスやシェアアパートメントにお届けする〝CRISP BASE〟(グループオーダーデリバリー)、サラダを定期的にお届けする、サラダのサブスクリプション〝CRISP REPLENISHMENT〟など、自社のデリバリー機能を強化していく予定です。店舗だけでない顧客接点を増やし、店舗とは異なる顧客体験の創造と、お客様にCRISP SALAD WORKSのあるライフスタイルを満喫していただきたいです」