生産者の声
マチルダ生産者

株式会社鈴生(すずなり) / 常務取締役 鈴木靖久さん

今回は2回目の登場になる静岡県静岡市に本社を持ち、今ではSUZUNARIGROUPとして物流会社や、他企業との合弁会社まで幅広く経営を行う、株式会社鈴生(すずなり)の鈴木靖久さん。
ご紹介は、4年ぶりですが、その間にビジネスが大きく広がっていました。
(前回 http://matilda.tokyo/voice/vol004.html

やはり、「すずなり」のメイン野菜はレタス。“すい~とれたす”というブランドとして会社のジクを担っています。
栽培面積は、76haで4種のレタスの内訳は、結球43ha、リーフレタス11ha、サニーレタス7ha、ロメインレタス15haです。95%は業務用として、外食産業、加工用として出荷されていきます。
「2014年から株式会社モスフードサービスとの共同出資において、株式会社モスファームすずなりを設立し、モスバーガーの直営型農場として安定供給を行っているほか、2018年には、中日本高速道路株式会社との共同出資により、中日本ファームすずなり株式会社を設立し、NEXCO中日本の運営する高速道路沿線地域の活性化、耕作放棄地の解消などを目指し、レタスや枝豆の栽培を行っています」と鈴木さん。

「都心におけるサラダ需要の高まりもレタス農家としては、嬉しい限りですね」と笑顔。
好天に恵まれた取材日は、とても空も澄みきっていて、一面に広がる鮮やかなロメインレタス畑は見ているだけでも気持ちが開放的に。新鮮なレタスをその場でカットしていただき、みんなで試食。「瑞々しいとはまさにこのことをいうのだな」と実感です。

■国産ブロッコリーの展開

今回は、国産ブロッコリーの畑についても取材することが出来ました。
ブロッコリーは輸入品のイメージがまだまだ強いかたもいらっしゃると思いますが、国産ブロッコリーは甘みが強く、味がしっかりしているのが特徴だそう。
「弊社では国産ブロッコリー栽培を10haで10月~6月まで行っています。ブロッコリーにも品種があるので、土との相性や植え方などを工夫しながら進めているのですが、私たちはスマート農業(ロボット技術や情報通信技術を活用して、省力化・精密化・高品質生産を推進する新しい農業)を掲げていますので、収穫はすべて自動化を進めていきます。そのため、畝を作る段階からすべてデータを入力してスタートするのです」
と、お話いただき見せていただいた収穫用の車両は、高級外車1台分のお値段。

■水耕栽培にも着手

「実は2018年より、横浜丸中ホールディングス株式会社と一緒に、TEN Green Factory株式会社を設立し、新たに水耕栽培もスタートしています。ここ近年の天候災害などを鑑みるとやはり安定供給の視点からもハウスというスタイルは大事だと思います。そして、もう一つ、障害者雇用の場としても門戸を広げていきたいのです。土耕の作業というのはやはり障害者の方にはなかなか危険なことが多いのも事実。でもこのハウスの中であれば活躍できる場が多くあるのです」
井戸水を活用しているハウスの中では、年間を通じてホウレンソウ、パクチーなどが無農薬にて栽培されています。衛生面についても徹底管理されているほか、日照量、湿度なども完全自動化。
まさに安心・安全・安定の品質が生まれています。

この他にも、自社便として野菜の鮮度をよりよい状態のままお客様のもとへ届けるため、2018年よりトーシン産業株式会社との共同出資により運送会社を設立するなど、株式会社鈴生(すずなり)の勢いは止まりません。