生産者の声
マチルダ生産者

長野県飯山市
岡忠農園 岡田忠治さん / あいこう農園 霜田宏太郎さん

今回は、9月上旬に長野県飯山市の生産者4組の畑訪問を2回に渡り、お届けしていきます!
取材前日が雨模様だったのですが、当日は晴天に恵まれ山脈も美し姿を出し、撮影日和でした。
まずは、ケールをメインで栽培している岡忠農園の岡田忠治さん、早苗さんご夫婦。
こちらのご夫妻は、ブラジルのサンバダンスがきっかけで結ばれたとのことですが、ケールとの出会いもなんとブラジルレストランなんだとか。
「15年前、まだ日本ではケールを食するということはほとんど認知されておらず、おっきい葉っぱの青汁の原料として名前を聞いたことがある程度でした。しかし、ブラジルレストランで食べたケールはとても柔らかく、美味しくて。これ、毎日でも食べたい!!と思ったのですが、なかなか入手困難。であれば、自分たちで栽培をしてしまえばいいじゃん!って」と、笑顔いっぱいの奥様、早苗さん。

と、簡単にスタートしたかのようですが、お二人とも異業種からの転職というから驚きです。
「もともと、アパレル業界で長年職についていました。しかし、2014年に生まれ育った地元、長野県飯山市へのUターンを決意、そこからの農業参入なのです」と岡田さん。
まったくの未経験からのスタートだったとのこと。不安はなかったのでしょうか。
「それが、前職での業務内容がとても農業に役立っているんですよ。アパレル業界は常に次の時代を視野に入れ商品戦略を立てています。消費者ニーズはもちろんのこと、人気の商業施設のリサーチなど今までに行っていたことを、農業という分野にはめ込んで業務を遂行していくと、他の農家さんとは異なる目線でのつながりや展開が開けてきたんです」
はじめた当初は、多くの野菜を試験栽培し、この土地、気候にあったものを探していたとのことですが、
結果的に想いの強かった、ケールに行き着いたというところが素敵です。

今では1haの畑で、「コラードケール」「カーリーケール」を中心にビーツ、紅心大根を栽培している、岡忠農園さん。現在、栽培している7割は飲食店へと届けられているそうですが、今後一層の認知が進むと、スーパーに当たり前に並ぶ野菜になるに違いありません。
「そうなんです、栄養価が高いのは皆さんすでにご存じですし、欧米諸国ではケールサラダは当たり前のメニュー。日本での需要もまだまだ見込めると思っています」

そして、岡忠農園の隣の畑に広がるのが、あいこう農園を営む霜田宏太郎さんの畑。
こちらも異業種からの新規参入で、奥様と一緒に今年就農されたそうです。
「実は、この畑を借りるのも、岡田さんに助けていただいて。もともと実家が斜め向かいというご縁と、異業種からの転職という点でもすごく心強い存在なんです」と霜田さん。
そして、栽培している野菜はというと、プチカラーピーマンとマイクロトマト。

「今年の4月から飯山市の研修制度を使って農業のノウハウを学びました。初めて栽培するものを何にしようかと考えた時、珍しいものがいいなと。そんな中、比較的育てやすいプチカラーピーマンと、原種に近い味と言われているマイクロトマトに目が留まり、チャレンジを始めたんです。どちらも小さくて可愛いですよね」と霜田さん。

農業参入で大変だなと思うことはありますか?と伺ったところ、
「天候が操れないところですかね(笑)。それ以外は大変だと思ったことがなくて。もともと農業家系でないのもいいのかもしれません。こういうものなんだな、という受け入れがすんなりできるので」
まだ小さいお子様を育てながらの奥様あいさんも「日々楽しみなんです」と笑顔。
「まだまだ始まったばかりなので、大きなことは言えませんが、露地栽培にこだわって農業をしていきたいなと思っています」と霜田さん。これからの挑戦も楽しみです!