生産者の声
マチルダ生産者

ワトム
代表 佐々木済さん、企画・営業 品川勉さん

今回ご紹介する生産者さんは、福井県で農林水産省6次化産業化認定をもち、福井県認定農業士、ならびに福井県認定エコファーマーであるワトムさん。(HP: http://watom.net/
取材当日は極寒でしたが、すべて見るだけでワクワクする野菜達がハウスの中でイキイキとしていて、寒さも少し忘れるくらいでした。

左:品川勉さん、右:佐々木済さん

ワトムを運営する、共同経営者の佐々木さんと品川さん。ネーミングはお二人の名前から来ています。
福井生まれの福井育ちのお二人ですが、農場を始めるにあたり、福井の中でも白方町である必要があったそうです。その理由は、土壌が砂地のようにサラサラであること。
そもそも2人とも全くの別業種から農業への参入だったそうですね。
「そうなんです。農業を始めたのは、今から10年前ですね。でも最初から、誰も作ってないような野菜にチャレンジしたいなと。こんな考えを持つようになったのはゴビ砂漠で作られている中国のメロンと出会って、大好きになってからなんですね。このメロンをなんとか日本で栽培できないかな、と思ったのが大きかったです」と、佐々木さん。この中国のメロンこそ、今のワトムさんが生産されている「恐竜のたまご®」(6月~7月)。このメロン栽培の為に砂漠に似た砂地が必要だったのです。
農業に参入した当初から、変わった野菜の魅力を伝える先は、はじめから都心にしようと計画をしていたとのこと。
「畑はすべてハウスです。廃業された方からも7棟譲りうけ、現在は12棟で多くの品種を栽培しています。」

取材時に出会うことができた、もう一つのメイン商材「魔法のトマト」。
こちらのトマトは口に入れた瞬間に、甘すぎず、野菜のトマト本来の絶妙な味わいが広がります。
酸味、甘味、瑞々しさ、すべての調和がとれた中玉のトマトと出会うのはなかなか至難の業。
美味しい野菜と出会うとこんなにも心が豊かになのだと実感するほどです。
「このトマトは、苦手な人でも食べられるということで、命名したんですよ。うちの栽培方法は、とにかくストレスを与えないようにすることです。野菜がどう育ちたいかをしっくりと見極めて、見守るというと大げさですが、過保護な子育てをしているようなものですね」
手塩にかけて育った、完熟収穫が基本の「魔法のトマト」、そのままでも魅力的ですが、料理としてのひと手間で更に奥深い味に出会えます。
6次産業化として、夏に販売される「魔法のトマト」のガスパチョにもぜひ注目を。

さて、続いて西洋野菜の畑へ。
すべての野菜を画像でご紹介できないの残念ですが、成長過程の「ジャイアントコールラビ」、「サボイキャベツ」「プンタレッラ」「ロマネスコ」「カタローニャ」「エンダイブ」に「タルティーボ」、冬であることを忘れてしまうほどの鮮やかなグリーン。
「西洋野菜は、冬のほうが発色いいんですよ、実は」と品川さん。
葉牡丹を食用にした「ツリーケール」は、白と紫を栽培。
ケールはグリーンのイメージが強いですが、白も紫もあるんです。すでに、レストランのシェフからは大人気の品種とのこと。
「どんどん新しい野菜にチャレンジしているんです。でも、セルリアックなど砂地が合わない品種もありますし、なかなか味わいが豊かにならないものもあって」
と、常にテストをしながら顧客の要望に応えているそうです。チャレンジ中の栽培方法なども見学させていただきました。
ワトムさんの畑は、エコファーマー(減農)、肥料は有機肥料や魚の内臓を発酵させたものを与えるほどのこだわりを持っています。
「自分たちが安心して食べられるもの、自信をもって販売できるものしか作りたくないですからね」と佐々木さん。

そして、最後に見せていただいた畑は、まさにお花畑。
エディブルフラワーを中心に、様々なハーブや野イチゴなども栽培されていました。
その時期のお任せを詰め合わせて出荷するとのことなので、どんなエディブルフラワーと出会えるかも楽しみの一つですね。
2018年はまた新しくハウスを増やす予定とか。
ますますワトムさんの新しいチャレンジが広がりそうです!