生産者の声
マチルダ生産者

秦野農場
紙田 暁さん、 谷口 岳史さん

左:農場長 紙田さん、右:営業開発部部長 谷口さん

今回お邪魔したのは、神奈川県秦野市にある、秦野農場(運営:株式会社はだのふぁーむ)
生産者取材の中で、初めての水耕栽培農場です。
日本一美味しい水に選ばれた、秦野の水(丹沢山系水)を使用しているのが、野菜がおいしくなる一つの所以でもあります。
特に注目は、ドームハウスという、その名の通り、空気で膨らむ円形のハウスの中での水耕栽培。
こちらの秦野農場は鉄骨ハウスの栽培面積は、11,000㎡、ドームハウスは6ドームあり、3438㎡の規模で生産を行っています。
農場長の紙田 暁さん、営業開発部部長の谷口 岳史さんにご案内いただきました。

■太陽光でぐんぐん成長

なんといっても印象強いのが、ドームハウス。このハウスは、鉄骨がない分360度から光が入り、冬場などの光が足りない季節でも十分に作物が育つことができるそう。中の紫外線は、まったく外と変わらないとのことです。
「ただ、雪の重みに耐えられないので、積雪の多い日本海側では設置は難しいですね。1㎡に35㎏が限界です」と紙田さん。
このドームの中は、まさに不思議な光景が広がっていて、農業というより実験場のような機械化された動きに驚かされました。
写真では伝わらないのですが、円の中心から外側に向かって、レタスのサイズが大きくなっていて、レーンが常に少しずつ回っているのです。
そして、数センチ回転するごとにレーンからレタスが移動していき、収穫が端から順に行われていく仕組みになっています。

■別名バーガーレタスと呼ばれる「クリスタル」に注目

秦野農場では、数種類のレタス、クレソン、ホワイトセロリなどを栽培しています。
その中でも、特に力を入れているのが、ヨーロッパが原種のレタスたち。
「私たちは、今オランダの企業と共同で様々な挑戦を行っています。今ここで栽培しているレタスたちは、実はヨーロッパではまったく人気が出ず、日本でブレイクしたといっても過言でありません。そのブレイクを受けて、逆輸入のスタイルが動き始めているんです」と谷口さん。
なぜ、「クリスタル」の品種をバーガーレタスと呼ぶかというと、熱に強く、バーガーに挟んだ時に通常のレタスのように、すぐにシナシナにならないということからだそう。
「ほぼ同じサイズのリーフから成り立っているところもポイントです。外が大判で中が小さいということがないので、一枚をそのまま挟むだけでOKなんです。しかも、立体的なので、ボリュームも出ます」と紙田さん。
飲食店からこれから一層注目される品種であることは間違いないでしょう。

農場と加工場が一体になった、秦野農場では、約50名のパートさんが働いており、その仕事のスピードには目を見張ります。
作付けや、収穫後のトリミング作業などは、すべて手作業なのですが、皆さんが笑顔で挨拶をしてくださり、キビキビ働いているのがとても印象的でした。
虫対策や、衛生面などの取り組みも、ここまで?というほど厳重になっていて、安心・安全の野菜というのはこういうことをいうのだなと実感した取材になりました。