生産者の声
マチルダ生産者

マチルダ直営農園 × イズミ農園

都内レストランシェフによる、産地見学を開催

前回ご紹介した、マチルダ直営農園。当時は、まだ残雪があり、一面固そうな土地を耕し始めたばかりでした。しかし、すでにマチルダ直営農園にて作物の収穫が始まっているのです。
そんな状況を直接確認するべく、去る6月27日に株式会社ウェイブズ様、株式会社ファブリック様の2企業から9名の料理人の方、株式会社マチルダスタッフ6名に、カメラマン、ライター含め、総勢16名で訪問をいたしました。今回は、そんな産地見学のレポートをお届けさせていただきます。

■イズミ農園社長、梅津鐵市さんからの学び

都内を朝の7時半に出発し、10時に現地に到着!
まずは、マチルダ直営農園を管理、指導いただいている、イズミ農園へお邪魔しました。
挨拶はそこそこに、突然、野菜栽培の本質について、梅津鐵市社長自らが自身の畑のキュウリをもとに説明が始まります。参加メンバーたちの目が一気に輝き始めました。
植物本来が持つ力のこと、栄養バランスについて、土の魅力、肥料のタイミングなど、青空授業をたっぷりと受けたあとは、公民館へ移動し、本格的な座学授業の始まり。
ここ数年で様々な研究が進んでいるといわれている発酵の魅力や、野菜の見分け方、味の違いがなぜ起こるのか、などなど興味深い内容で、みんな一言も聞き逃さないように必死です。
あっという間に1時間の講義が終了し、続いてレストランの方々が日々料理に使用されている、レタスの畑へ移動しました。

■レタス収穫&取れたての味を体験

一面、鮮やかな緑一色のレタス畑は本当に美しく、圧巻の一言。
まずは、レタスを自らの手で収穫し、そのままガブリ。
その感想を思い思いに口に出し、他のスタッフたちと確認している姿は、さすが素材と日々向き合っている方々ならではの光景でした。
その上、当日の昼食は、山梨の郷土料理「おざら」(ほうとうとひやむぎの間くらいの太さの冷たい麵を温かい汁につけて食べるもの)と、イズミ農園で収穫された野菜たちです。
おざらの汁の中にも、ニンジンやケールなどの野菜がたっぷりでしたが、丸ごと置かれたレタスに、炒めたレタス、カットされたサニーレタスなど、ボリューム満点のテーブルに一同笑みがこぼれます。
採れたてをこんなタイミングで食せるという幸せなひとときに、一瞬無言になってしまうほどでした。

■マチルダ直営農園を視察し、農業体験

遂に今回のメインでもある、マチルダ直営農園の野菜たちの初お目見え。
美しい山々と自然に囲まれた畑には、ナス、ミニトマト(プチポンカナリア)、キュウリ、セルバチコ、カーリーケール、カラーニンジン(オレンジ:アムス/黄:テルダム/紫:バイオレットハーモニー/濃いオレンジ:アロマレッド)が、しっかりと根付いていました。
それぞれの野菜の成長状態を聞きながら、セルバチコの花の味わいにも舌鼓。
とても愛らしい黄色の花ですが、「ちゃんと苦味があって、花もセルバチコの味だ!!」との声が上がっています。
セルバチコの根の付き方については、梅津社長からもお褒めの言葉が・・・。
なかなか珍しいそうです(笑)
続いて、カーリーケールとカラーニンジンの収穫体験。
カーリーケールに至っては、定植(種から芽をださせた小さい苗を植えること)から40日で収穫サイズになるとのこと。特に今年の5月6月は天候が良かったため、成長がとてもスムーズだったそうです。
そんな、カーリーケールの定植を皆で体験。
こちらも芽が出ている苗をひとつひとつ、丁寧に扱い、植えていきます。
栄養分が均等に分かれるように、定植の際、隣の苗との距離は常に均等でなければならないと知り、間引きについて質問すると、
「種から巻くと、芽の出方が均等でなかったりしますよね。同じ個所から2つも芽が出るとか。そのため、栄養分を均等にするために、間引くのです。定植の際は、すでに間を図っているので、間引く必要がないのです」と、農園責任者の前田さん。まさに、納得。

最後は、天候が崩れ、スコールのような雨模様になってしまいましたが、ギリギリのタイミングまで、トマトの誘引作業を行いました。
誘引作業とは、まっすぐ上に伸びていくように人為的に方向付けをすることです。
農園スタッフの方に指導を仰ぎつつ、洗濯ばさみで、恐る恐る枝を網に張り付けて掴んでいきました。

そうこうしているうちに、あっという間に午後の3時を迎え、産地見学は終了となりました。
大自然の中で、エネルギー溢れる野菜たちとの戯れの1日は、とても皆さんの刺激になっていた様子に見受けられました。今後の調理に何かよい影響が出ることを願っています。

株式会社マチルダでは、お取引先様の産地訪問を積極的に行っていますので、ご関心がある方はぜひご連絡をお願いします。